女性保険の傾向と選び方
女性保険の傾向
女性疾病の入院保障が手厚いという部分は共通ですが、最近は差別化のためにそれ以外に特徴のある保険が出てきています。
たとえば、女性疾病に限らず、がん全般についても入院保障が加算される商品や乳がんの手術にともなって乳房再建術の手術を受けた場合に給付金が受けられるものなどがあります。
がん全般で入院保障が上乗せされる女性保険については、医療保険とがん保険の両方の加入を考えている人にとっては、一つの保険であわせてがん入院保障を確保することができるというメリットがあります。
女性保険はお得か?
女性保険と一般の医療保険の保険料比較
女性保険
入院給付金 ・通常10,000円/日 ・女性疾病 5,000円/日 |
一般の医療保険
入院給付金 10,000円/日 |
保険料の差 | |
---|---|---|---|
A社 | 3,395円 | 3,120円 | 275円 |
B社 | 3,310円 | 3,190円 | 120円 |
今回、人気の医療保険を販売しているA社とB社の商品で、それぞれ一般の医療保険と女性保険の場合で、保険料の違いを比較してみました。30歳の女性で特約を付加しない基本的な保障内容の場合、保険料の違いはどちらの会社もわずかな差でしたので、この2社であれば女性保険に入った方がメリットがあるといえそうです。
このように、女性保険を検討する場合は、一般の医療保険と保険料の比較をしてメリットがあるかどうかを判断するようにしましょう。
女性保険の選び方(手順)
女性保険絞込みのポイント
○必要な女性疾病が含まれているもの
次に大切なのは、保障が上乗せされる女性疾病に自分が必要としている病気が含まれているかどうかです。基本的にこの2点をクリアすれば女性保険選びで大きな失敗をすることはありません。
基本の2つのポイントで絞り込んだら、次にチェックするのは補足的な機能についてです。
女性保険の補足的なチェックポイント
○がん全般の保障
ある方がよいが、別途がん保険に入ってもよい。どちらがよいか検討が必要
○特殊な保障(たとえば、乳房再建術の保障など)
どうしても必要な保障かどうか検討が必要
○生存給付金
どうしても医療保険に必要な機能かどうか検討が必要
これら補足的な機能については、その保険にどうしても必要なものであるかをよく考えて判断する必要があります。他の条件が同じであれば、差別化のポイントになりますが、これらの補足的な部分にこだわりすぎると、医療保険選びとしては本末転倒ということになりかねません。
女性保険は、女性ならではのメリットがある保険です。ぜひ上手に活用して将来のリスクに備えてください。