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いくらの医療保険に加入するか?

基本は入院日額

医療保険には、いろいろな保障があって、いくら入るかという場合に、どの保障について考えればよいか迷ってしまうかもしれません。医療保険の保障のなかで最も基本となる保障は入院給付金ですので、入院日額をいくらにするかという視点で考えるとよいでしょう。

そして、この入院日額を設定する際の目安としては、入院したときの1日あたりの自己負担費用に関する統計データがあります。

入院時の一日あたりの自己負担額

※医療費のほか、食事代や日用品代、見舞い人の交通費など関連費を含む。
 高額療養費を利用した場合は、利用後の自己負担額。

出典) 財団法人生命保険文化センター 平成25年度「生活保障に関する調査」

このデータによると、1日あたりの自己負担費用の平均は20,990円となっています。
ただし、この金額には差額ベッド代や入院時の関連費用、手術代なども含まれています。差額ベッドは大部屋に入院すれば必要ありませんし、手術代は別途手術給付金も期待できるので、決して入院日額を2万円にする必要はありません。

一般的には入院日額は10,000円くらいが基準となっていて、保険料として支払える予算やどのくらい厚い保障が必要かによって、5,000円~15,000円くらいの幅で入ることが多いです。

よく売れている医療保険でも、5,000円コース、10,000円コースから選ぶ商品が多いようです。

手術給付金

もう1つの基本的な保障が手術給付金です。手術給付金は、通常、入院日額の10倍、20倍、40倍など、入院日額を基準に倍数になる金額が設定されています。

この手術給付金の倍率は商品によって違います。また、どんな手術でも金額が一律の商品と手術によって手術給付金の額が何段階かに設定されている商品があります。したがって、手術をともなうような入院を想定すると、この手術給付金の額がどうなっているかも、医療保険を選ぶ際の選択基準となります。

ベースとしては、入院日額を基本としますが、複数の商品が候補となっている場合は、入院日額を同額にして、この手術給付金の額がいくらになっているかを比較して検討するとよいでしょう。


医療保険の保障額の基準

○主な基準は、入院給付金
 ⇒ 入院日額 10,000円が目安

○補助的な基準は、手術給付金
  ⇒ 高額な(倍率が高い)方がよいが、保険料とのバランスをみて決める

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