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なぜ医療保険が必要か?

入院したら医療費はどれくらいかかる?

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日本では、社会保険として健康保険があり、普段病院にかかっても医療費は原則3割負担ですみます。

しかし、病気やけがをして入院してしまった場合、例え3割とはいえ一度に大きな医療費を負担しなければなりません。そのようなときに、細かいお金のことを気にせずに安心して治療を受けられるための備えとして医療保険があります。

ちなみに、入院した時にどれくらいの費用がかかるかについては以下のような統計データあります。
入院時の自己負担額

※医療費のほか、食事代や日用品代、見舞い人の交通費など関連費を含む。
 高額療養費を利用した場合は、利用後の自己負担額。

出典) 財団法人生命保険文化センター 平成25年度「生活保障に関する調査」


このデータによると、自己負担額の平均は22.7万円となっています。
ここには、3割負担となる医療費のほかに差額ベッド代など健康保険が適用されない費用や直接医療費とは関係ない食事代やお見舞いの人の交通費などが含まれています。また大きな病気で長期間入院したような方はとても大きな額になるので平均値を引き上げることになっていると考えられます。

したがって、ちょっとした入院でここまでの金額になることはないかもしれませんが、いずれにしろ、入院時にはかなりまとまった金額が必要になることは間違いありません。

貯金がたくさんあって、もし急に数十万円の出費がかかっても全然問題ないという方であれば、無理に医療保険に入る必要はないかもしれませんが、そのような出費があると、生活に影響がでる可能性があるという方はきちんと医療保険に入っておいた方がよいでしょう。

がんに対する備えも

次に一般の病気ではなく、がんについて考えみましょう。
もしがんになると、手術や放射線治療、抗がん剤治療が必要となります。治療が長期化することもありますし、命にかかわる病気なので、場合によっては健康保険適用外の治療や薬に頼ることもあるかもしれません。他の病気に比べて治療費が高額になりやすい病気です。

したがって、万一がんになったときのことを考えると、診断給付金などでまとまったお金が受け取れるがん保険は、やはり必要な保険の一つといえます。


 がんの治療費例
がんの種類 平均入院日数 自己負担額(3割)
胃がん 20.2日 約25万円
結腸がん 19.9日 約28万円
直腸がん 16.8日 約23万円
乳がん 12.2日 約18万円
出典) (社)全日本病院協会
がんの治療費は、がんの部位や進行具合などによって大きく変わります。また、場合によっては再発したときの治療も必要になりますので、トータルで大きな金額が必要となることがあります。したがって、万一がんになったときのことを考えると、診断給付金などでまとまったお金を受け取れるがん保険は、やはり必要な保険の一つといえます。
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